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2段燃焼式ガス化燃却炉
EV-ガス化システム
ダイオキシン類・ダストの法令基準値を
はるかに下回る次世代のガス化システム
多くの可燃物は、一度ガス化させてから燃焼させると、簡単にそして完全に燃焼させる事が出来ます。
この原理に基づいて設計されたEV-ガス化システムは、焼却対象物をガスに変える『ガス化室』とガス化室で生成されたガスを燃焼させる『生成ガス燃焼室』の2室を合わせ持つバッチ式の焼却炉で、不要物や廃棄物を理想的な形で処理することができ、しかも煙や臭いを発生させることがありません。
3Rについて
我が国では「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱却し、環境への負担が少ない「循環型社会」を形成することに解決策を求めることとし、循環型社会の形成を推進する基本的な枠組みとなる法律として、2000年に「循環型社会形成推進基本法」が制定されました。ここで掲げられたのが廃棄物の減量に向けた「3R」の考え方です。



「循環型社会形成推進基本法」で定められた優先順位
  1. 出てくるゴミをできるだけ減らすこと(リデュース)
  2. 不要になった物は、できるだけ繰り返し使うこと(リユース)
  3. 繰り返して使えない物は、資源として再利用すること(リサイクル)
  4. 資源として使えない物は、燃やしてその熱を利用すること(サーマルリサイクル)
  5. 最後は、どうしても捨てるしかない物は、環境を汚さないように最終処分すること
エターナルビジョンはEV-ガス化システムを通じ、サーマルリサイクルによる社会貢献に取り組んでいます。

装置の概要

まず『ガス化室』に装入した焼却対象物の一部に点火し、その燃焼熱で他の焼却物を乾燥・熱分解して可燃性のガスに変えます。このガスを『生成ガス燃焼室』に送り込み、空気を混合し、バーナーで点火してすべて燃焼させます。したがって従来の直燃式焼却炉のように、高分子物質(プラスチックなど)や水分を含んだ物質が燃え残ることもありません。

装置断面図

■装置の主な特徴

① 一括投入方式(バッチ炉)
 
② 熱分解方式

③ 無ロストル方式

④ 全内壁セラミックライニング方式

⑤ 熱利用容易方式

運転サイクル
24時間運転 〈当社特許〉
ガス化室を複数基設けることで、24時間運転も可能になります。

運転例

運転サイクル
上記の写真は、実際に廃棄物を装入して完全燃焼させた例です。
※廃棄物データ: 新聞紙6%、ダンボール4%、間伐材5%、プラスチック12%、ゴムくず8%、枝・葉65%。   

装置の特徴

特長その1
無公害
である
『ガス化室』での燃焼が”一次燃焼”、『生成ガス燃焼室』での燃焼が”二次燃焼”と呼ばれる通り、合計2度も念入りに燃焼させますので、都市ガスやLPガスの燃焼と同様に煙もなくクリーンに焼却でき、臭気も発生しません。なお、法令で規定される規模の炉には排ガス処理設備を付帯しますが焼却炉の排ガスがクリーンなため負荷の小さい排ガス処理設備となります。
特長その2
経済性が
良い
『ガス化室』での燃焼では、一度点いた火の燃焼熱を利用して焼却炉のガス化を推進します。また、『生成ガス燃焼室』では、点火後は生成されたガスのみで燃焼を継続しますから、灯油や重油など商業燃料の大幅な節約に役立ちます。
特長その3
安全性が
十分
『生成ガス燃焼室』内に取り付けたエジェクタ−で『ガス化室』からガスを常に吸引しているため低圧が維持されており、バックファイヤーなどの心配もありません。
特長その4
燃え殻が
少ない
『ガス化室』と『生成ガス燃焼室』で2度の燃焼を行った後”おき火燃焼”を行いますので、最後にはほんの僅かな不燃物しか残りません。残灰は地上に埋め立て処分により容易に片付けることができます。
特長その5
省力化されている
一定量をまとめて焼却するバッチ方式ですから、次々に廃棄物を炉に投入する必要はなく、自動制御運転によって終了までのすべてを機械が行いますので、ほとんど人手は不要です。
(当該焼却炉は厚生省告示187号により連続定量装入装置が免除)
特長その6
排熱の有効利用
廃棄物のガス化によってサーマルリサイクルに適応。様々な排熱の有効利用が可能になります。

ダイオキシン類測定データ

運転サイクル
  


排熱の有効利用

排熱の有効利用が鍵

例1 蒸気ボイラー
ガス化室⇒生成ガス燃焼室=煙管ボイラー燃焼室

例2 廃車のアルミ吹き分け回収
ガス化室⇒生成ガス燃焼室=溶解炉(反射炉)

例3 鶏糞の乾燥
ガス化室⇒生成ガス燃焼室⇒(熱ガス)ロータリーキルン⇒含臭ガス⇒脱臭炉

例4 アルミスクラップの溶解(鋳造のための溶解)
ガス化室⇒生成ガス燃焼室 兼 溶解炉(反射炉)

例5 製造工場のプロセスガスの熱分解
ガス化室⇒生成ガス燃焼室 兼 含臭ガス熱分解(生成ガス燃焼室に吹き込み)

例6 汚水の焼却・蒸発処理
ガス化室⇒生成ガス燃焼室 兼 汚水の焼却(生成ガス燃焼室に滴下)

例7 廃塗料焼却処理(スプレー)
ガス化室⇒生成ガス燃焼室 兼 廃塗料焼却(生成ガス燃焼室にスプレー)

例8 温水ボイラー
ガス化室⇒生成ガス燃焼室 兼 温水ボイラー(生成ガス燃焼室側壁二重缶)

サーマルリサイクル詳細はこちら



処理対象物

○廃プラスチック類:包装材、原料袋、ビニール袋、FRP、パレット、等
○紙くず     :包装材、ダンボール、機密書類、等
○木くず     :廃パレット、間伐材、梱包材、建築廃材、ダム流木、等
○繊維くず    :麻袋、油ウエス、毛布、タオルケット、等
○動植物性残渣  :動植物性廃棄物、野菜屑、期限切れ商品、茶かす、等
○ゴム      :手術用手袋、廃タイヤ、等
○動物の死体   :畜産から排出されるもの
○汚泥      :食品汚泥ケーキ、等
○医療廃棄物   :プラスチック製医療器具、ガーゼ、脱脂綿、等

(密閉容器、爆発物、溶剤、放射性汚染物など常識的な危険物や、水銀、カドミウム等有害物は焼却対象外)

特に医療系廃棄物のように収集容器のまま装入して、密閉状態で焼却することが望ましい廃棄物には、安全衛生面からも最適な焼却システムです。

設計・設置

お求めになる企業・工場それぞれに 廃棄物の種類・大きさ・量などが違いますから、その都度、炉の大きさや焼却能力などあらゆるデータを計算し、最も適したEV-ガス化システムを設計・製作供給しています。設置の際の届け出や設置後のメンテナンスもすべてお引き受けします。
設計図



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